日常をつくっている
世界がこんな状況になって、みんなひきこもってしまった。とても息苦しいけど今は我慢。
飲食店の皆さんは特に大変だと思う。
仕事柄、飲食店とのおつきあいもあるので、そのなかにはやむなく休業された店舗もいくつかある。
コーヒーやお弁当など、今できることを考えて、テイクアウトの営業を始めた店舗、そしてこれから始める店舗もある。
今のところ2つ、テイクアウト用のパッケージのお手伝いもしました。
急ぎで必要(そらそうですよね)とのことなのでこちらも急いで制作。こんな時にこそ力になりたい。
印刷が仕上がれば実際に販売になります。でもお酒を売ることで利益を確保していた居酒屋さんとか、ほんとどうしようもないという店舗もあると思うのです。。
なんとか全ての人たちの商売がなくなってしまわないように、保証などはしっかりと早急に行ってもらいたいし、約束してほしい。切実に。
目的はコロナを収束させること。その目的を達成するための手段として休業させることは必要なのだから、その道筋をしっかりと示してほしい。もっとやれるでしょう。
こうなったから思うことだけど、
今まで当たり前に存在していた、居酒屋やカフェ等の飲食店は偉大だ。カラオケも。
僕たちの日常をつくってくれていたんだなと。
ちょっと一杯飲んだり、一杯のつもりが飲みすぎたり、仕事の愚痴をこぼしたり、懐かしい歌うたってなんか泣きそうになったり、打ち合わせを装って雑談しかしなかったり、マルボロの煙で別れ話を切り出すタイミングを占ったり、それとなくあの娘に誰が大事な人なのかを聞いたりする場所を。
あの空間だから楽しいし、あの空間だから切ないし情けないしかっこいい。
全部家でできないでしょうよ。ZOOMで別れ話したら駄目でしょうよ。雰囲気でないでしょうよ。
別にしょっちゅう居酒屋や喫茶店に行ってたわけではないけど、いつでも行こうと思えば行けるからいいんですよね。たぶん。
僕たちの日常を作ってくれていた、飲食店の皆さんが一日も早くまた気持ちよく営業できる日がくることを願っています。
そう考えると、そんな飲食店のお手伝いをさせていただいているというのは、本当にありがたいことなんだなと思います。
その店舗はきっと誰かの日常だし、誰かの特別。早くまたその日常や、特別を作るお手伝いができる日が来ますように。