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2020.06.19

デザインでモチベーションを上げる

 

ロゴやブランディングのご提案をした時に、モチベーションがあがる人が多いです。
デザインを依頼してくれている時点で、そもそもモチベーション高い人たちですが、
改めてちゃんと事業に向き合おうとしてくれたり、ふんどしを締めなおしてくれたり、さらにやる気を出してくれたり。(全部意味同じですね。。)
それはデザインしている自分にとってとてもうれしいことです。
そしてそれが、デザインのもつ力であり、デザインの効果だと思っています。デザインはアガります。

でもなぜそういう効果があるかというと、それはロゴやデザインに、意義やストーリーがちゃんと込められているからだと思っています。自画自賛ではなくて、デザインとはそういうもの。

デザイン作業をする前にはいつもクライアントさんとたっぷりお話しさせていただきます。
なぜこの事業を行うのか、その事業を行うことでどういう世の中にしたいのか、誰を幸せにしたいのか、もちろん何が好きとか嫌いとかそんな雑談も含めて。
会話のなかには事業を行う意義や目的、価値観など、たくさんのストーリーが散らばっていて、僕たちデザイナーはそれをつかまえてカタチにしようとします。
そしてご提案するデザインはそれをうまくカタチにできたものです。

もちろんそれはそもそも本人が語ってくれた、意義やストーリーではあるけれど、
改めてそれがカタチになったものを目にすることで、その意義やストーリーを再認識して
モチベーションがあがるのだと思います。
自分たちは、なんのためにこの事業をやるのか、なぜこの事業をやるのか。
働く人のモチベーションをあげるものは唯一それだけなんじゃないでしょうか。
代表者に限らず、スタッフたちもきっとそうです。
デザインをやりなおしたら、リクルートの応募の数が格段に増えたというのもよく聞く話です。
誰もが意義のある仕事をしたいと思っている。だからデザインに意義を込めるし、それが透けて見えるブランドには人が集まるのだと思います。


山口周さんの「NEWTYPE ニュータイプの時代」にはこれからの時代の「意味」の重要さが書かれていてとても納得した。それを読んで、今僕が書いたようなことを思いました。
他にも現代社会の「問題=ビジョンの不足」など、まさにそれこそデザインやブランディングだと思えるようなことも書かれていて、自分のやるべきことやデザインの役割を再認識させてくれて、とてもためになりました。

そして現在、デザインはテクノロジーの進化で、ある程度誰でもできることのようになってきている。素人とプロの境界も曖昧で、クオリティの考え方も多様にはなってきているけれど、
だからこそ、ちゃんと「意志」のあるデザインやブランディングは必要とされると確信しています。

勢いで書いてたら「意義」「意味」「意志」と3つ出てきましたが、ざっくり同じでいいと思います。。汗